


L-cepferを導入された背景・理由をお聞かせください。
また、現在も高頻度で
継続してご使用いただいている理由についてもお教えください。
松浦先生;
何年か前のため記憶が曖昧な部分もありますが、導入当初はまだ自院でPRPの提供計画を取得しておらず、再生医療をこれから導入していこうというタイミングでした。幹細胞やエクソソームなどさまざまな選択肢がある中で、安全性の高さと、歴史の長さという観点からPRPに注目していました。その中でL-cepferは、自院で再生医療の申請を行わずに利用できる点が導入の決め手となりました。
現在は第2種の提供計画を取得し、自院で調整するPRPも行っていますが、L-cepferは主にAGA治療で使用しています。半年間で6回の治療を行う中で、患者様の来院後すぐに希釈・注入ができる点は、大きな利点だと感じています。
また、PRPの質は治療効果に大きく関わる要素ですが、L-cepferは血小板の回収率や白血球を含まない点において信頼性が高く、その点が患者様の満足度にもつながっていると感じています。
松浦先生;
肌治療が約7割、AGAが約3割という構成です。
現在は主に新規の女性のFAGA治療を中心に活用しています。自院ではAGA治療を全面に打ち出しているわけではなく、男性の患者様は比較的少ないため、このような内訳になっています。
また、リピーターの患者様については在庫分を用い、引き続き肌治療にも使用しています。
年齢層は40代・50代が中心で、実際の適応としても合致していると感じています。

L-cepferをご利用いただいている患者様における治療部位・適応の内訳(割合)や年齢層 についてご教示ください。

AGA治療においては、
どのようなカウンセリングを行っていますか?
松浦先生;
パターン①:治療未経験の方へのご提案
まず、治療未経験の方に対しては、初回の段階でどの程度の効果を求めるのか(いわゆるスタートの強さ)や、ご予算感を確認したうえで提案を行います。
その中で、基本的には外用薬の開始を前提としつつ、まずは外用治療からスタートする流れでご案内しています。
外用薬のみで様子を見る場合でも、効果に満足できなかった際の選択肢として、あらかじめ注入治療(PRP)をご提示しています。外用薬を継続しておくことでPRPの補助効果が期待でき、いわゆる「1+1が3になる」ような相乗効果も見込めるため、将来的な併用を前提としたご提案を行っています。
パターン②:既存治療で満足していない方へのアプローチ
すでに他の治療を受けているものの、効果に物足りなさを感じている患者様に対しては、具体的にどの点に不満があるのかを丁寧にヒアリングします。
特に、男女問わず内服ミノキシジルの使用により、全身の発毛(腕毛やワキ毛の増加など)を理由に中断されるケースは一定数見られます。
こうした背景がある場合には、副作用の観点も踏まえ、注入治療という選択肢をご提案することがあります。L-cepferのように局所へのアプローチが可能で、かつ自己血液を用いる治療であるため、全身的な副作用のリスクを抑えながら開始できる点をお伝えしています。
また、実際の症例写真を提示しながら、効果には個人差があることを説明しつつ、得られる変化のイメージを具体的に共有し、治療選択の判断材料としていただいています。
松浦先生;
肌治療においては、再生医療でなければ対応しづらい領域があると考えています。
治療の選択肢としては、レーザーや高周波といったエネルギーデバイス、各種注入治療、さらに注入治療の中でも人工製剤を用いるもの、自己由来の再生医療、他家由来(幹細胞培養上清液など)といったように、大きくいくつかに分類されます。
その中で、熱を用いる治療ではⅠ型コラーゲンは増やしやすい一方、Ⅲ型コラーゲンは増やしにくく、持続的な変化が得にくい側面があります。そのため、こうした領域に対しては、熱に依存しないアプローチとして再生医療の重要性をご説明することが多いです。
PRPについては、FGFを併用するパターンと、リスクを懸念される方に対して併用しないパターンの両方を提供しています。熱エネルギーによる治療では得られにくい肌質やツヤの変化が期待できる点をご説明し、PRPを中心とした再生医療による美肌治療をご提案することが多いです。
また、CO₂フラクショナルレーザーなど他の治療との併用も行っており、スキンボトックスを組み合わせた当院オリジナルの「リジェボト」というメニューもご好評いただいています。

肌治療においては、どのようなカウンセリングを行っていますか?

L-cepferの効果をより実感していただくために、先生が施術において特に大切にされている点やこだわりがございましたら、お聞かせいただけますでしょうか。
松浦先生;
AGA治療における注入手技については、言語化が難しい部分もありますが、真皮の硬い層は薬剤が入りにくいため、その少し下にある毛根や付属器が存在する層を狙って注入することが重要です。
この層は、いわゆる“ゴリゴリした抵抗”を抜けた瞬間に分かる感覚があり、形成外科の医師であればイメージしやすいポイントでもあります。実際、毛根は裏側から起こすと確認できる構造であり、その位置関係を意識しながら施術を行っています。
施術では34G程度の細い針を使用し、硬い層を抜けた適切な層を手の感覚で捉えて投与していきます。ただし、その層に到達した際に圧のかけ方を誤ると、一箇所に薬剤が過剰に入ってしまうため、繊細なコントロールが求められます。
そのため、こうした層の見極めや圧の調整を含め、手の感覚を意識しながら注入を行っているイメージです。
松浦先生;
最近、再生医療分野では厚労省からの注意喚起が続き、点滴治療を中心に死亡事故の報道もありました。医師側としては治療内容を吟味できますが、患者さんの間では
「再生医療ってすごそうだけど、ちょっと危ないかも」という印象が出てきている状況です。
その中で、「PRPはエクソソームと比べてどうなのか」といった質問を受ける機会も多いですが、エクソソームや幹細胞培養治療は可能性が大きい一方で、水光注射後に肉芽腫が生じるなどのトラブルも報告されており、リスクを十分に見極める必要がある治療であると感じています。
一方でPRPは、完全に自己由来であり、長い歴史を持つ治療です。ミラクルを起こせる治療ではありませんが、これまでの治療で十分な満足が得られなかった方や、安全性への不安を重視される方にとっては、非常に相性の良い選択肢だと考えています。そのPRPを再生医療の申請手続きなしで提供できる点は、L-cepferの大きな利点であり、臨床への導入のしやすさにつながっていると感じています。

最後に、L-cepferの導入をご検討されている先生方へアドバイスと、L-cepferで気に入っている点なども含めてお話しいただけますか?
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<治療内容>
L-cepferとは、独自の血液加工受諾サービスにより、お客様から血液を受諾し、CPC(細胞培養加工施設)でPRP由来成長因子を無細胞化してフリーズドライ(凍結乾燥)化させたものです。
①診察⇒採血
医師による診察でPRP療法に適応されるか判断します。適応となった場合、当日または別日に当院で採血を行いCPC(細胞培養加工施設)へ配送します。
②CPCより加工されたPRPが返送
約2週間後、CPCよりご自身のPRPがフリーズドライ化されて返送されます。
保管期限は製剤作成後1年間です。
③注入
ご自身のお肌や頭皮など、お悩みの部位に注入します。
<標準的な治療費用、期間>
PRP治療:150,000円〜300,000円程度/1〜3回
頭皮PRP治療:350,000円程度/5回~6回セット
※費用・回数は医療機関により異なります。
<リスク・副作用>
・注入による疼痛、針痕、内出血
・PRPは自己血由来のため、基本的にアレルギー症状は出ません。
・併用する局所麻酔剤による蕁麻疹やアナフィラキシー等が出現する可能性があります。






